狂い咲きYamhosロード

アリスとテレスのまぼろし工場の狂い咲きYamhosロードのレビュー・感想・評価

1.5
工場の爆発事故により時間が止まってしまった田舎町の話。

前情報ゼロで鑑賞。
Twitterで「新海誠が支配的な日本のアニメ界に一石を投じる!」みたいなのをチラ見して。

「タイトルからしてハードSF、科学と哲学なアニメか⁉︎そりゃ観たい!」と思って鑑賞。

結構序盤で「こっりゃあどうでもいいな!」と思って、その感じがラストまで加速してく感じ。
とても退屈でした。

んーてか、こういうのは新海誠が大分前に通ったトコじゃない?
『ほしのこえ』〜『秒速』くらいの時期の新海誠みたいなセカイ系アニメ。一石投じるどころか退化してない?

「時間が止まった町」ってのは、まぁ良いとしよう。
コレも微妙に変で。タイムリープってワケでもない。
燃料とか食料とかのインフラはどうなってんの?とか思い出したらキリが無い。

んで工場とかに行くから「お!工場萌えアニメか⁉︎」と思ってると、そんなに工場の場面ばかりでもない。

そんで「またか…」と思った、「世界のカギを握る美少女」系の話。『カリ城』症候群だよ。

その美少女が好きな娘に似ててドキドキしたり、三角関係があったり…とか、ひたすら退屈な展開が続く。
極め付けは、美少女と勝ち確エンドを知る。
まぁいいよいいよハイハイ、そんでそんで?と思って観てると、最終的にその侭勝ち確定…って、話としては退屈でないかい?

序盤でまぁまぁギョッとする展開が続いて。ロリコン的なアニメに振り切るなら振り切るで、別に良いんだよ。振り切ってたら。
「今時どーなの?」とは思うが、好きで好きで仕方無いなら仕方無いけど、そっちに振り切るワケでもない。
眠たい「好きよ嫌いよ」みたいな問答も、突き抜けてれば良いよ。観に来た私が悪い。
「世界のカギを握る美少女が!」みたいなのも、私は興味無いけど、まぁいいよ。
その全部が中途半端で、観てて退屈でした。
ソコまでやるんならどーせならセックスくらい描けば?劇場映画なんだし。

序盤から「早く終わらんかな…」と思ってたからかも知れんが、兎に角長く感じた。
111分もあるのね。85分くらいで良い。
台詞も全部説明して来るし。全部説明しなくていいよ。
「『睦実』は六つの罪か」とか言うから罪を数えてたけど、途中から話のどーでも良さに数えるの忘れてた。なんか、六つくらいあったんじゃない?知らん。

美少年と美少女の惚れた腫れたの話とか、マジでどーでもいいや。
知らない人達の知らない話。
「勝手にやってろ」としか思わん。

気持ち的には1.0…とかにしようと思ったけど、最近1.0付けたのが『クレしん』の最新作だったので、ソレは流石に…と思って1.5。
気持ち的には1.0。

退屈。
新海誠登場以前に出来たプロットを、新海誠登場以降にアニメ化した感覚。