こーひー

アリスとテレスのまぼろし工場のこーひーのネタバレレビュー・内容・結末

3.3

このレビューはネタバレを含みます

⚠本作の他に一部の新海誠作品のネタバレがあります⚠

ジャパニメーションがまた〈あり得たはずの別の人生を悼む映画〉を作った(別にジャパニメーション全体がそういうテーマの映画というわけではなくて、私が最近よく観ているのが、そういうテーマで映画を作る新海誠の作品群なだけですが…)。
人は常に選択と隣合わせである。「もしあのときこうしていたら…」「好きと言ってくれたあの人の腕を振りほどかなければ…」「背を向けて遠ざかっていくあの人を呼び止めていれば…」
それは後悔とも言える。もし違う選択をしていたらどんな人生だったのだろう。誰しも一度は考えるのではないか。
最近の影響で、喪失感を描くプロである新海誠の作品と照らし合わせて観る癖がついた。
愛する人の心を救ったことで世界が崩壊するという点では『天気の子』や(崩壊自体は阻止しているが)『すずめの戸締まり』に通ずるものがあった。

個人的な感想としては、そこそこおもろい、そこそこつまらん。

設定がよくわからなくて観てる人を置いてけぼりにするのはまぁよくあるからいいんだけど、なんかこれは雑というか、キャラクターの感情が行ったり来たりでついていけない。
思ったより淡々と進む序盤は退屈だった。
伏線も薄い。

結局アリスとテレスって誰?
こーひー

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