レマフラ

アリスとテレスのまぼろし工場のレマフラのレビュー・感想・評価

4.8
結論としてはなんかいろいろと人を選びそうだけど、自分はかなり好きだし感動もした。

微妙に難解っぽく見えて、メインのメッセージはめっちゃ強調されてるし主人公がクライマックスに叫んでくれるので、なんというか親切なつくりだったなあと思う。
変わるのに場所も時間も関係ない、一歩踏み出すためのチャンスは常にそこにある、というのは使い古されたテーマと言ってしまえばそうだけど、それだけ普遍的なわけで自分にも響いた。

全体的に、欲望のタブー化とか中途半端に大人びた諦めとか冷笑とか、そういうインターネット全盛時代のあるあるに対して真っ向勝負してるように見える部分が多くて好き。
まあこういうのは大体自分の問題意識に関連づけてしまうものなので、気のせいというか深く考えすぎなのかもしれない。

自分が岡田麿里作品ちゃんと観たことないのもあって、それがこの作品のメッセージなのか単に岡田麿里の性癖なのか正直よく分からない。区別する必要も特にないのかもしれない。
レマフラ

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