Taul

アリスとテレスのまぼろし工場のTaulのレビュー・感想・評価

2.0
岡田麿里作品は初。作家性が強烈でのれなかった。恋というよりは性がタブーなものも含め、むき出しで表現されていて気持ち悪いと感じてしまう。キャラクターの感情の動きが唐突だし、切羽詰まると長い吐露になるのも引く。他にも駄目な理由は山ほど挙げられる。でも一番は思春期の歪な心情を受け止めきれない自分の感性の老いのせいだろう。実はだいぶ悲しい。工場や街などの背景の映像美や、日本の失われたXX年みたいな閉塞感は良かった。
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