Saiga

アリスとテレスのまぼろし工場のSaigaのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ある製鉄所の事故から街全体の時間や空間が止まってしまう。街の人たちは元の世界に戻った時に事故前とずれが発生するとよくないことが発生すると思い込み、「変わらない」ことを要求される。「変わらない」ことを要求されながら、中学生の主人公たちは何度目かわからない青少年の冬を過ごす・・・、というストーリー。

設定が結構面白くて、「なんでこうなったんだろう?」と先が気になるストーリー展開だった。映像も綺麗だし、話のテンポも悪くない。もっと点数が高くてもいいような作品だったと思うけど、中盤くらいから少しかげりが見えてきたような気がする。
何かというと、主人公たちの気持ちがよくわからない、というものである。主人公の気持ちもあんまり感情移入できないし、五美という現実から来た言葉を話せない少女の気持ちもわからない。特に五美がなんで主人公のことがとても好きになったのかはよくわからない。なのでその後の展開にずっと違和感を感じながら見ていた。なんだかとても惜しい作品だったな、という気持ちであんまりすっきりせず見終わりました。
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