ソマリアの内戦を描いた作品では過去にブラックホークダウンがあったな。愛するジョシュハートネットが出てるという理由だけで観たけど、戦争色が凄まじくてどんよりした記憶が。
今回のこちらは、モガディシュに駐在する北と南の朝鮮のそれぞれの大使館員が内戦に巻き込まれ命からがら脱出をしようとする話。
アクションも人間模様も見応え十分で、とにかくクオリティが高く、何のストレスもなくストーリーに入り込むことができた。
南北の朝鮮の国交の複雑さも日本人の私には100％ニュアンスを感じ取ることはできてないかもしれないけど、大変興味深い。
韓国製の映画なので、もちろん南寄りの描き方ではあったけど、エンタテインメントとしては全然OK。
終盤、イタリア大使館に到着して門を開けるよう要請した時に、韓国大使が”We’re Koren!”と言ったとこ、”South”と言わなかったとこにグッときた。字幕では”韓国人だ”ってなってたけど、それは仕方ないのかな。
最初の方で、チョインソンがアメリカ人記者に言った”your favorite Korean cigarette ~~~”がかわいくて和んだ。
102/2022
