てるぅ

モガディシュ 脱出までの14日間のてるぅのレビュー・感想・評価

3.9
迫力あってあっという間の2時間。命からがらすぎて治安悪いどころじゃない。子どもが銃!ってなるしリアル。あと2国とも同じ民族で同じ言葉話すから早くこんな感じで和解せんかなと思ってしまう。

他のユーザーの感想・評価

OASIS

OASISの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

面白過ぎ!
こんな美味しい題材がまだ残ってたとは韓国映画界どんだけ羨ましいんだ。
南北の大使が内戦中のソマリアから脱出するというスリリングな内容の中にコメディ、ドラマ等がこれでもかと詰まってた。

必ず分断されると分かっていながらも、共に協力し合う中で生まれる忘れがたい経験と同胞意識。
お互い知らないふりをして分かれる瞬間のキム・ユンソクの表情とか痺れたわぁ。
何も語らず表情と背中で語る。
余計な台詞も後日談も入れず、あそこでスッパリと終わってしまうことによって観客に考えさせる余韻を残す。
これが素晴らしいよね。

途中のアクション映画顔負けのカーアクションはリュ・スンワン監督によるサービス精神が溢れてた。
まず車に本と砂袋を巻いてガードしようという発想も面白いし、画的にも美しさすらある。
モロッコでのロケだったようだが、ソマリアと言われても分からんくらいの臨場感があった。
HM

HMの感想・評価

4.0
大使館の立場、北と南のプライドの深さ、ソマリアで起こった内戦の影響など、普段接することがない世界を知れるという意味で、知的好奇心が刺激される映画だった。
hiro

hiroの感想・評価

4.1
めちゃくちゃ面白かった!
ソマリア内戦での実話ベースのストーリー。
オールモロッコでのロケなのにどうやってあれだけの人を集めたんだろう。
韓国映画恐るべし。
愛の不時着を鑑賞後に視聴。

どちらも観て今思う事…トップが違うというだけで北側もみんな必死に生きているということ。
そして韓国のエンタメはとにかくクオリティが凄過ぎるということ。
1990年、国連加盟のためソマリアのモガディシュでロビー活動を行っていた韓国と北朝鮮。両国間の妨害工作は加速していたところ、ソマリア政府と反乱軍の紛争が激化し、モガディシュは地獄と化す…。

30年前には韓国よりも北朝鮮の方がヨーロッパやアフリカと関係性を築いていたという事実に少し驚いた。

紛争に巻き込まれた緊張感を描き切りつつ、韓国/北朝鮮共に、大使館員たちの安全に国へ帰りたい、家族を守りたいという根源的な願いが一致して共闘するその流れにグッとくる。肌にまとわりつくようなじっとりとした暑さも画面から伝わってきて、登場人物たちの不快感、不安な心持ちに自然と感情移入させる上手すぎる作りは流石である。

北緯38度線を感じさせるラストは、物悲しさもまた実話ベースということを思い出され、良かった。(境界線を超えてくる「工作」という名作もありますね) あとクギョファン最高!

2022年に見た分。

https://miyearnzzlabo.com/archives/81343
https://www.tbsradio.jp/articles/56923/
https://eiga.com/news/20220629/17/
aomono1976

aomono1976の感想・評価

3.8
ソマリアの内戦。韓国と北朝鮮の関係。すべてが高いクオリティで描かれた作品。観て良かった。
kojikoji

kojikojiの感想・評価

4.1
stand.fmのこころさんが、5.0の評価をつけているので鑑賞した。文句なしの傑作だった。

ソマリア内戦に巻き込まれた韓国と北朝鮮の大使館員たちの生死をかけた脱出劇を描いた実話。
韓国映画のすごさをまざまざと見せつけられた。

同国内の国民が政府軍、反乱軍として衝突するソマリアで、互いに反目しあっていた韓国と北朝鮮の大使館職員とその家族が、この国から脱出するために協力せざるを得なくなるという、何とも皮肉な話だ。

こころさんが、しきりに「どうして撮ったんだろう」と言われていたが、気持ちがよくわかる。群衆もそうだが、政府軍、反乱軍、セリフがある黒人全て、本当に演技がリアルなのだ。いや、これは演技には見えない。それぐらいすごい。

(この監督が「軍艦島」の監督と知って、この部分が恐ろしくなった。あまりにリアルすぎて、これが現実だと思ってしまう。軍艦島のような誇張があるとすると、北と南のためとはいえ、それはソマリア国民を誤解しかねない。映画の怖さを感じる)

南と北の信頼関係は、南北分裂から、これだけの年月が経てば、もう人間性さえ信じられないところまで教育されていることが、このストーリーの中で、しっかり描かれている。

「ありがとう」も言えないのだ。最後まで疑っている。なんと馬鹿馬鹿しいことだと思うが、それが現実なのだろう。

韓国サイドで作った映画だから、北は助けられる立場。北がこの映画を見ればそこは自尊心が先に立って、素直に観れないに違いないし、また、逆のストーリーにすれば韓国の方が認めないのだろう。つまらないことなのだが。こんな映画を素直な気持ちで観れるようになれば、南北統一も夢ではなくなるのだが、それは甘すぎる話だろう。

2021年作品
監督:リュ・スンワン
レビュー書くために調べると、この監督、例の「軍艦島」の監督だ。
「それは困った。」寅さんの御前様風にー
キャスト:キム・ユンソク、ホ・ジュノ
    

2023.03.14視聴112
人間は危機的状況になったときに
その本質が試される

あくまで韓国側からの視点で 実際の所 両国がどの様な行動を取ったかは当事者以外 知るよしもないが 少なくとも北と南が揃って脱出できたことは間違いがない

いつか北視点の映画が制作されるのなら見てみたい

……………

それにしても再現度のリアリティー感が凄まじい
まるで本物の内線状況下の中で撮影したかのような迫力と描写にただただ驚く
筍

筍の感想・評価

3.6
今では信じ難い韓国と北朝鮮の大使館員達が協力してソマリア内戦から脱出する実話をもとにした映画。

韓国映画だから韓国寄りの作りになってますが、ホントのところはどうなんでしょうね?
北朝鮮が作ったらまったく違う内容になってるんでしょうね😅

まぁ、疑えばキリがないですが、フィクションとして見れば面白かったです。
モガディッシューー!!!

めっちゃ評価高くて、びっくりこいた!

ちょっとコメディ入ってるのかな?!?
緊張とかうんぬんのようなものは感じられず

外国で北朝鮮の方々が韓国の大使館に助けてー!っと言って結局一緒に逃げる💨

思った感じとちがうかったよー😅
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てるぅさんが書いた他の作品のレビュー

彼らは生きていた/ゼイ・シャル・ノット・グロウ・オールド(2018年製作の映画)

3.9

肉声リアルスギィ。リアルやけどもうちょい1人でもいいから人生のドラマを深堀りする方が好き。

ファーザー(2020年製作の映画)

3.9

訳分からんけどこれがリアルな感じ方なのかなと。アンソニーホプキンス演技上手すぎて世界観しっかり出来上がってました。レクター博士見返そうかな。

ヒーズ・オール・ザット(2021年製作の映画)

3.9

3巻で終わる少女マンガみたい。サクッと観れた。私、来世はアメリカ人のパリピ希望です。プロム行きたいです頼む神。

ちひろさん(2023年製作の映画)

3.9

なんか良かった。今泉力哉のテンポやっぱり好き、最後の電話のシーン好き、オカジとまこと好き。私はまだ同じ星の人とは会えてないかな?

護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

3.9

確かに切ないかも。すごい根深い闇をみて鬱な気持ちと帰る場所があってよかったってほっとする気持ちになる。

リメンバー・ミー(2010年製作の映画)

3.9

妹がいじめられて万事解決のちょっとチープな恋愛かと思いきや、最後衝撃すぎる。結局何の話を見ていたんやって気持ちになる。