Fuu

モガディシュ 脱出までの14日間のFuuのレビュー・感想・評価

4.2
実話系。
ソマリア内戦中の脱出劇。
祖国に帰る目標を達成するまでの緊張感と臨場感に心拍数は上がるばかり。
なんなら、これ打ってる指先にも熱がこもっている。

北朝鮮と韓国の交わりに、どこまで実話なのか見終わり気になり過ぎる。
解説を読むとやはり脚色はあるが、南北の大使の名前は姓は変えてあるけれど名前はそのまま使ったとある。
この時点でこの事を忠実に作品で伝えたいというのが伺える。
実際に過ごした時間は3泊4日らしい。
いつどうなるか分からない緊迫が続く中、彼らには分断された南北ではなく同じ母国語を話す、国に帰還するという仲間意識が確実に存在していたはず。
死を前にしなければ、そうもいかないのは悲しいけれど…。

作品を見終わり、熱量が落ち着かなかった気持ちの落とし所は、そんな感情のせいだったのだと気付く。
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