勇敢な人間は皆死ぬ、がテーマか。
主人公シュピルマンはずっと逃げ回っている。弟がナチスに反抗しても参加しないし、ゲットーの蜂起やワルシャワ蜂起にも参加せず窓から眺めているだけ。
しかし蜂起した人は皆死んでいく。
シュピルマンは逃げ回るどころかドイツ人将校の為にピアノを披露してホドコシを受ける。
全てのプライドを捨てなければできない事だと思う。
逃げるが勝ち。
ハリウッドのヒーロー映画とは真逆のテーマ。
けれどこれが実際に第二次大戦を生き延びたロマンポランスキー監督の実感なのだろう。
これはこれで勇気がいる。