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戦場のピアニストのmistyのレビュー・感想・評価

戦場のピアニスト(2002年製作の映画)
4.4
紛れもない名作。これ、実話(原作は伝記)に近いんだ…と考えると鳥肌が立った。
ポーランドのピアニスト、シュピルマンを実際に救ったのがホーゼンフェルト大尉で、シュピルマンは戦後も活躍して20世紀を超えて生きるのに対し、ホーゼンフェルトは罪に問われ52年の時点で亡くなってしまう…と調べて、泣きそうになった。。歴史はなんという皮肉なものなのだろうか。
シュピルマンがホーゼンフェルトのために弾いたのはショパンのバラード第1番で、弾いた瞬間にすぐ分かってしまって、比類なき演奏(という映画表現 )に心が震えてしまった。ショパンのことを想うのはポーランドやポーランド人に関することではとっても肝要だ、それは僕たちショパンの音楽をとりわけ愛好する日本人であっても変わらない。
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