フィクションかと思って観ていたら最後に実話と知って言葉がでなかった。
戦争映画でもみるか！くらいの軽い気持ちで観はじめたけれど、すぐに心臓を掴まれて握りつぶされた。
目を背けたくなるほどのつらい描写とそれでも美しいピアノの対比が恐ろしい。
シュピルマンは他のユダヤ人と比べれば恵まれた状況にいたのは確かだけど、あれで恵まれた方だったという恐ろしさと自分だけが助けられて目の前の人たちを救えないつらさを考えると僕には耐えられないです。
見ている分には考えられないような恐ろしいことをドイツ人はしているけど、実際にその場にいたら普通なことになってしまうんだろうな。だからこそシュピルマンを助けたドイツ将校は勇気と意思の強さがある尊敬すべき人物だったと思います。
どんなにつらい目にあっても最後まで紳士でいたシュピルマン、そして彼を助けたドイツ人将校のような人間になりたいです。
