マテ

生魂のマテのネタバレレビュー・内容・結末

生魂(2019年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

「これは陳情令ですか?」と聞かれたら「いや、そうでもないかな…?」という感じの映画。とはいえ50話を費やして知己の情緒を描き切った陳情令をたった80分で再現するのは無理があるので、あまり目くじらを立てないでおこうかな。
でも温寧のキャラ変はちょっとモヤる。それが成長なのかもしれないが、あんなに溢れていた可愛さがなくなってしまっているもの。
メインのお話自体は、展開の予想はつくものの、自分勝手な切ない恋(未満)の物語という感じで悪くない。しかし魏無羨の覚書が大ごとを引き起こしていたのには笑う。ほんと申し訳ない。あと「復活なんかない」は真理だが、例外としての魏無羨の存在に、なんとも言えない気持ちにさせられた。藍湛は本当に幸運だったね。
中国の人のお名前に対する認識がどうかはわからないが「姉」の立場の人に温情と同じ「情」の名前を当てた意味…とか考えてしまう。温寧は温情のことを思い出して切なさを覚えたりしたのだろうか。
マテ

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