『The Son』最速プレミア試写会を鑑賞して、まず心に宿ったのは虚無感と焦燥感と留めどない悲壮感。
心の病に誠実かつ正直に向き合っているからこそ、リアリティを感じ何も出来ない自分に怒りさえも感じてしまった。
心の距離というのは明確に目に見えないし、お互いに全てを分かり合えないからこそ、複雑になってしまう。
誰にでも起こりうる悲劇だからこそ、観客が各々答えを考えなければいけない。痛切なほど心の病という問題に向き合って欲しいというメッセージを感じた。
罪悪感は盲目にする。
まさしくその通りだと思ったし、心の病に対する羞恥で隠したいという思いもすごく理解ができた。
だけど、それではいけないのだということをひしひしと感じた。
改めて、自分はどういうことが出来るのか。
考えなければいけないなと思った。