このレビューはネタバレを含みます
死にたくて仕方なくて家族3人が揃って言いたいことも言って死ねたのは本人の切なる願いを叶えてあげられたともとれる。誰も悪くない。
私はこのままでは死ぬと思って自主的に入院したからちょっとわからないけど
生きにくい人にとっては死がとんでもなく魅力的なことだということだけはわかる。
周りに嘘ばかりつくということは彼の心は完全に閉ざされてしまっていて誰にも入る余地がなかったんだろうな。
母親とどんな暮らしをしていたのか、学校で何があったかは知りたかったけど。
私が自殺してたら両親があんな風に自分を責めてたのかと思うとゾッとする。
自分を傷つけた人を許さないって気持ちは私にもあった。全員後悔させてやるって思った。
彼にとって自殺は復讐でもあり心の平穏を取り戻す唯一の方法だったんだろうな。
あのどうしようも制御できない怒りと絶望が他人に向けば殺人犯になるし、自分に向けば自殺になる。どっちがマシか？という究極の話になる気がした。
どのキャラクターも詳細が読めず感情移入が出来ないのでただ事件を目撃させられた感覚になった。新しいですねぇ。
ヒュージャックマンじゃなかったら観てなかったかもなー、しんどいねぇー
カウンセラーの隣にいたわんちゃんがちゃんと話聞いてる演技しててめちゃくちゃ可愛かった。
