広瀬すずの新境地！
「悪人」「怒り」の、李相日監督作品だからと勝手に期待値を上げすぎてしまいました。
恐らく始まって1時間程の部分で一度引き込まれたものの、それ以前と以降はあまり乗れなかった...というのが正直な感想です。映画を作るのってどうしてこんなに難しいんでしょうね。
ただ、性別を超えた魂の繋がりの複雑さという誰もが経験することが出来るわけではないテーマを、繊細に丁寧に制作しておられて、とても熱意を感じました。
役者さん達の演技は本当に素晴らしかった！特に主人公、広瀬すずさんの憑依的な演技は目を見張るものがありました。彼女の代表作にすると李相日さんは試写会で仰っていましたが、本当にこの作品で、また一つ広瀬すずさんがステップアップしたのだなと確信しました。
そしてここまで役者が魅力的に映るのは、李監督が役者が持っているものを最大限に出せるような演出と編集をしておられるからだと思います。
試写会での監督とキャストのトークショーでは、それぞれの人となりが出ており、拝見していてとても面白かったです。
ありがとうございました。
