ほっこ

流浪の月のほっこのレビュー・感想・評価

流浪の月(2022年製作の映画)
3.9
広瀬すずの唯一無二の美しさ、横浜流星の荒々しさ、松坂桃李の虚無な佇まい、各役者が見事にハマってた。
それぞれの演技の熱量に突き動かされ、最後まであっという間の150分。
文と更紗、二人の生まれてからの悲しみや辛さが滲んだ過去の傷跡。どこまでも共鳴し続けて、もう誰も引き剥がせない。
月だけが彼らに寄り添い、優しく照らしてるシーンがいくつもあって、わずかな救いに感じた。
「更紗は更紗だけのものだ。」
文のセリフがまさにこの物語の至高だと読み取った。
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