けーすけ109

流浪の月のけーすけ109のレビュー・感想・評価

流浪の月(2022年製作の映画)
-
いわゆる女児誘拐事件
その主犯者と被害者
世間体から見たらそんな何某
巷を騒がしたいたたまれない事件


しかしながら本当の所は
悩みを抱えながら公園で佇み雨で濡れていた
所に傘を差し伸べてくれ話を
聞いてくれただけだった
彼女のささやかな願いを叶えた。
ただそれだけだった。


彼女は家に帰りたくなかった
男はそれを受け入れ自分の家に招き入れた
そして数日が経ち彼女に捜索願いが出された
それでも女は帰らなかった
男といる空間が何よりも好きだった


過去の回想と現在の状況
幸せな家庭を作ろうと励む女
偶然彼女はあの時の男性と再会をする事になる
それぞれの生活を送る今この時間
悩み苦しみ抱えている問題たち


あの日あの時の後悔が今も苛まれる時がある
私のせいで人生が変わってしまった
私のせいで人生が狂ってしまった
でも私は決して自分の事を
"可哀想"とは思わない
彼に報いる事がせめてもの償いだと思うから。
けーすけ109

けーすけ109