ひろさん

流浪の月のひろさんのレビュー・感想・評価

流浪の月(2022年製作の映画)
4.2
15年前に一緒に暮らした女の子更紗(さらさ)と、再会した文(ふみ)との心の動きが丁寧に描かれていた。
SNSで過去が暴かれ、週刊誌の報道に踊らされる警察、DVなど、現代社会を反映する作品だった。
恋人に殴られて血を流しながら街を歩く更紗に誰も声をかけることが無い風景も現代社会を強調していたのかもしれない。
文の喫茶店の名前calicoの意味が「更紗」―木綿に模様を染めたもの―であることは観終わってから知った。
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