さき姐

流浪の月のさき姐のレビュー・感想・評価

流浪の月(2022年製作の映画)
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皮膚で繋がろうとしている人に、自分のことを言われると、わたしの何を知ってるの? と言う。
心で繋がっている人に、自分のことを言われると、うふふと笑う。

皮膚や社会の型だけで繋がることと、心で繋がること、この違いを考えたとき、
信じる、ってどういうことだと思いますか? という質問に対する芦田愛菜ちゃんの答えを思い出しました。

裏切られたとか期待していたとか言うけど、その人が裏切ったわけではなく、その人の見えなかった部分が見えただけ。見えなかった部分が見えたときに、それもその人なんだと受け止められることができる、揺るがない自分がいることが信じることと思いました。
揺るがない軸を持つことは難しい。だからこそ人は『信じる』と口に出して、成功したい自分や理想の人物像にすがりたいんじゃないかなと思いました。


この「信じる」を「愛する」に置き換えても
意味が通る。



……まなちゃんすげえな!
さき姐

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