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流浪の月のmasayaのレビュー・感想・評価

流浪の月(2022年製作の映画)
4.6
『怒り』の李相日監督・脚本、宇野康秀(U-NEXT会長)製作総指揮により、第17回本屋大賞を受賞した凪良ゆうの同名小説を映画化。(R16+ 150分)

出演は広瀬すず、松坂桃李、横浜流星、多部未華子、趣里、三浦貴大、白鳥玉季、内田也哉子、柄本明 他。

未公開映像特典付き(218分)を鑑賞。
エピソード0の44分と合わせて262分。もうお腹いっぱい。

そういえば、本屋大賞に釣られて小説を買ったけど結局読まず。どこやったっけ?笑


「女児誘拐」で逮捕された19歳の大学生と「被害女児」とされた10歳の少女が15年後に再会する物語─

主要キャスト4人の役作りや演技は圧巻。
その日本を代表するような俳優陣の中にあっても、大きな存在感を見せつけた子役の白鳥玉季ちゃん、相変わらず激カワでございます😳💕

あと、更紗(広瀬すず)の健気なストーカーっぷりに激萌えw

風のそよぎや水のゆらめき、光のきらめきが感じられるホン・ギョンピョの映像も素晴らしかったし、え!?音程合ってる?半音外れてるんじゃね?と感じるような、原摩利彦の不安定な音楽も作品にマッチしていた(褒めてるw)

人は理解できないものを畏れ、自分の型に嵌めようとする。
文(松坂桃李)と更紗のコンプレックスやトラウマ、苦しみ、そして繋がりは誰にも理解できない。

それでも世の中には寄り添ってくれる人がいるという希望。
とてもいい映画だった。

観賞後のタイトルが深く心に沁みる。

✨ありがとう✨JTK師匠😊


【余談】
脚本通りに撮影された映像は約4時間。
そこから90分もカットされて、最終的には150分の本編に。
カットされたラストシーン、良かったなぁ。。。
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