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流浪の月のd3のレビュー・感想・評価

流浪の月(2022年製作の映画)
4.2
過去と現在がつながる物語においては、どちらのパートが欠けても成立しない。
本作は子役が見事であり、そのことが現代パートに十分すぎるほどの説得力をもたらしている。

原作を読んだは、「外野の人は好き勝手に言うよな」くらいの印象だったが、映画化によって見事に立体化されていた。
劣等感を隠すことが社会的抹殺につながるとすれば、人は弱さを曝け出し憐れみの対象としての弱者ラベルを貼ってもらわなければ居場所を与えられないのだろうか。
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