本の良さをちゃんと消してないなあと思った。カバーとか全体の映像の雰囲気がちゃんとストーリーを引き立てているように感じた。松坂桃李の中世的?無機質さ?みたいなところがとってもよく出てた。異常者なのではないか、すこしの恐ろしさ危うさみたいなのも感じるけれど、更紗を見つめる自然こそ真実だったのだなと思わせる演技力の高さ。後半のシーンは思わず見返してしまうほど衝撃的だったけれど、とにかく2人にはどんなに社会が厳しい目線を向けても、というかそんな社会から少し離れた場所で幸せになってほしいなということを思わせられた。