このレビューはネタバレを含みます
現実の世界がフィクションと地続きになってて、主人公がフィクションの世界に巻き込まれる展開は「キック・アス」と同じ。
「キック・アス」ではそれがスーパーヒーローで今回はスパイ映画。007の魅力を濃縮した序盤のパロディだけでも満足度高い。
マシュー・ヴォーンはこっちが監督に期待してることを必ずやってくれてありがたい!
荒唐無稽な展開と骨太かつノリノリアクションのバランスが楽しい!(←今回は荒唐無稽に寄ってた)
スパイ映画のお約束をしっかりやってくれてイイね!
主人公のエリーの境遇が変化するたびに昨年発表されて話題になったばかりの、ビートルズの新曲「NOW AND THEN」が流れる。
取り入れるのはやっ!
1回目は主人公が1人で執筆している時、
2回目がロマンスシーンで関係性に変化がある時、
3回目が人格を失う時
だったかな。
歌い出しの「I know it's true ♪」が劇中の内容に対して異なる響きになってました。
アクションシーンでスローモーションがいつも以上に多すぎ?てノリきれない部分があったり、
CGがいつもより雑だったり、
不満点もあるけど、マシュー・ヴォーン監督に期待してるモノはしっかり観れたって感じ。
ps.
昨今のアクション映画に猫が出てくる作品が増えてることに気づいた。
バトルシーンに可愛い猫がいるって位相効果はあるっちゃあるが、
猫を出すと劇場に足を運ぶって人が一定数いるのだろうか?
と、マーケティングの匂いを感じはじめた。