こう

ARGYLLE/アーガイルのこうのレビュー・感想・評価

ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)
4.0
主人公は小説家で、人気スパイ小説シリーズ「アーガイル」の作者。最新作を発表し、すぐに次作を完成させる。しかし、完成版を母親に読んでもらったところ、ラストが弱い(引き延ばし)と言われ、考え直すことに。

色々考えてみるが良いアイデアが浮かばず、母親にアイデアをもらうため、列車で母親のもとに向かう途中、自身のファンであるという男性が目の前に座り、会話の中でその男性に仕事を聞くと、実はスパイと告げられ困惑する。

さらに小説のファンであるという別の人物がサインをもらおうと近づいてきたが、いきなり襲われそうになり、目の前に座った男性に助けられる。
なぜ襲われそうになったのか?目の前の男性は誰なのか?といった流れで物語が進んでいきます。

本作の展開を詳しく書いてしまうとネタバレになってしまう(というくらいストーリーがよくできています)ので割愛せざるを得ないのですが、本作の展開は正直読めませんでした。(良い意味で)
伏線のようなものがいくつか出てくるのですが、うまく回収されていきます。

主人公が飼っている猫しかり、主人公が小説家のわりにまあまあ良い体格なのですが、そのあたりもきちんと意味があり、これはぜひ作品を観てそうだったのか!となってほしい部分です。

途中でダンスシーンが何度か出てくるのですが、特に2回目はカラフルという言葉がぴったりです。

正直、最初は主人公がもうちょっと美女ならとも思っていましたが、最後まで観ると意見が180度変わるくらい人選も良かったです。

本作は、スパイ映画としても良作の部類なので、アクションやスパイ映画が好きな方にはおススメです。
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