ミラベルと魔法だらけの家の黒澤のネタバレレビュー・内容・結末

家族の絆の話。モアナみたいな壮大な世界かと思ったけど、ミラベルの家族中心としたどちらかと言えばコンパクトな話で、でもだからこそ家族1人1人の性格や本音や悩みが深く掘り下げられてどんな人でも共感できるんじゃないかなぁと思ったり。落ち込んだり元気がないときに見ると励ましてくれるような映画。主人公が眼鏡なのも新鮮でいいね。

衝撃だったのは、物語には全然関係ないんだけど、ヒューマンドラマのアニメ化なのかってくらいキャラクターがリアルに生きてて、ミラベルが屋根の上でおばあちゃんに見つからないように壁に張り付いて窓（ロウソク）を見てるシーンで、ミラベルほぼ見切れてるのにちょこっと映ってる睫毛が上下してて、鳥肌が…！髪の毛の影も映ってたから演出上動かさなくてもいいのに。ディズニーのアニメーションへの意識というか信念というか、文字通りキャラクターに魂を宿してるんだ…と感動。3Dになって、全体的な動きの滑らかさとか表情の豊かさとかわかりやすいところにはすぐ気付けたけど、また新しい発見ができてうれしい。


同時上映の短編アニメ「ツリーを離れて」（うろ覚え）も家族の話。めちゃくちゃ癒されたな。おじいちゃんは子育てが不器用。