自分を見失って、人生に迷っている人にぜひ観てほしい作品。
特別な能力がない、なんて思わないで。
私たちは一人ひとりが唯一無二で、生まれてきたこと、それだけでもう充分に「特別」なのだから。
特別な能力を持っていることで、周りから期待されることもあるでしょう。「○○な私」という枠を勝手に決められて、そこからはみだせない。はみ出すのが怖い。いつのまにかプレッシャーに人生を操られている。
でも恐れないで。私たちの人生は、わたしたちだけのもの。誰かが言う「勿体無い」があなたの意見と一致しないなら、従う必要なんてない。自分の好きなように生きよう。
家族はあたたかさの象徴であると共に、時に見えないプレッシャーを与える存在にもなりうる。
他の家族は○○なのに、どうしてあなただけ？
あなたの能力は家族の誇り。
でも惑わされないで。
私たちは家族の名誉を守るために生まれたわけじゃない。
自分で選び取った道で精一杯生きていたら、それだけで100点満点。
・
色彩豊かな世界観が織りなす物語は、息苦しい「自分らしさ」を追い求める旅路すらも明るく照らしてくれる。
観終わった後、今精一杯生きている自分を褒めてあげたくなる、そんな映画。
