じゅう

ミラベルと魔法だらけの家のじゅうのネタバレレビュー・内容・結末

ミラベルと魔法だらけの家(2021年製作の映画)
2.9

このレビューはネタバレを含みます

曲がいい。特にルイーサ

明るく優しいミラベル。
元気な空回りがイタイと思うのは、関心が欲しくて駆けずり回るところに自分を重ねてしまうからかね…。

お父さんもお母さんもミラベルを気にかけてはいるし、優しいけど、それでも揉め事や厄介事は避けたい事なかれ主義に見えてしまった。周囲がミラベルを黙らせたり、ミラベルをとめようとコントロールする場面が苦しい。

みんな「完璧」ではない自分を失うこと、
クソババアや周りからの期待を失うことを恐れている。

麗しの長姉イサベルは、好きではないが"完璧"な男と結婚し子孫繁栄を期待される。
働き者の次妹ルイーサは、休む間もなくあれもこれもと重労働を強いられる。
ミラベルは、家族の本質的な問題から目をそらせるためのスケープゴート。

ラスト、
クソババアの苦労した(泣)話で許せるか?
周りの手のひらの返しようを許せるか?

ミラベルが関心を求めるとき、ケアが必要なときは見向きもせず、自己責任だと厳しくダメ出しと存在否定。

イサベルとミラベルが仲直りしかけたところで、クソババアが現れるところかなりキツかった〜
ミラベルからそっと離れるイサベル…
見当違いなお説教するクソババア…
"完璧"を達成できないとこうなるのだ、と示し、共通の敵を作ることで支配と団結を強める。

あのクッソババア、自分の立場が弱くなるとケアを求めてミラベルにすり寄って「わたしだってつらかった苦労した」ってまじかよ(笑)
家がぶっ壊れてなきゃそれすらもなかっただろうけど、気色悪っ

こんな家族とそれでも一緒にいたいもんなのかね…。あほくさ
じゅう

じゅう