めぐ

ミラベルと魔法だらけの家のめぐのネタバレレビュー・内容・結末

ミラベルと魔法だらけの家(2021年製作の映画)
2.6

このレビューはネタバレを含みます

テーマは理解できた
・特出した特別なものがなくてもあなた自身が特別な奇跡のようなもの
・誰かの役に立つことだけがあなたの価値じゃない
・誰かのために自分の気持ちを犠牲にしないで
・奇跡が応えてくれたおばあちゃんの願いは平和な故郷・家族であって魔法によって守られている故郷ではないよね
と言ったところ…?

スペイン訛りの英語、音楽、衣装などなど諸所とても良かった
でも家族紹介ソングとかお姉様たちのお悩みソングちょっと長くない…?同じフレーズ多いし曲中で飽きてしまいました
そしてスペイン語のところ字幕諦めないで…何言ってるのか分からないので

前半の家族のミラベルへの扱いは酷いけどリアルだなあと感じた
由緒あるお家柄だったりすると生まれながらに道が決まってたり、それに応えられないなら用無し、むしろ迷惑 みたいなの日本でもありそうだもんね
実際に一般家庭でも兄弟差別がある家は想像以上にあるし、その中でもタチが悪いのは平等に愛しているつもりでも無意識のうちに差が出てしまってるところ
ミラベルみたいな境遇だったらお母さんに平等に愛を注がれてても素直に受け止めきれないよね~むしろ辛いよね~というのも分かる
お父さんがビジョンを知った時、家でなく娘を守ろうとしたのは根本的な解決でないにせよ個人的にはとても良かった
どちらかというとあの扱いでまだ「それでも家族を愛してるの」というミラベル・ブルーノの方がリアルじゃない気がする

ブルーノのビジョンが不吉だというのはなんだったの?
よくないことばっかり意識や記憶に残っちゃいがちだよね~?なのか、本当にビジョンが不吉なものばっかりだったのか分からない
そもそもブルーノ自身がネガティブでビジョンをネガティブに受け止めてしまいがち・結婚式の雨も「雨」といっただけで不安を煽ってしまった結果ギフトで悪天候になってしまったけど実際旦那さんはポジティブに捉えて(雨も美しいとしてた?)し伝え方が下手だっただけ説?

最後魔法のお家が復活する必要があったのか
今回の「本当に重要な本質をおばあちゃんが思い出したのでまた奇跡が応えてくれましたとさ」も良いと思うけど、「奇跡がなくても家族と街のみんなと協力して幸せに生きていけるよ」でもよかったと思う
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