yuki

私ときどきレッサーパンダのyukiのレビュー・感想・評価

私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)
4.1
レッサーパンダのもふもふがかわいすぎる。毛の表現がさすがピクサー。
でも、それだけじゃない。

思春期のぐちゃぐちゃ、お母さんとの葛藤に共感。
設定は2002年のトロント。
同年代の自分は、なおさら共感した。

苦くて恥ずかしい思い出とか、お母さんへの罪悪感とか、箸が転げても楽しい年頃の友達とのくだらないやりとり、オタクとしての目覚めとか。
まだ恋人もいなくて、友達がなにより大好きだった頃。(今も友達は好きだけど、恋人がでてくるとその質はちょっと変わる)
同年代でなくても、思春期を経験した人は、思い当たるところあるのでは。

監督は1989年生まれの中国系カナダ人。
Disney+にあった女性だらけの製作陣のドキュメンタリーを観ると、彼女たちの経験や見た目が、存分に反映されているらしい。
とても楽しそうなチームだった。
そんな経緯から生まれた、いわゆる美人ではないキャラ造形も魅力。

疾走シーンや空に浮かぶシーン、ギャグやきらきらした目が日本アニメっぽいなと思ったら、意識していたそう。
影響を受けたという宮崎駿、セーラームーン 、らんま1/2、フルーツバスケット。
同年代!!
yuki

yuki