主人公がじゃりんこチエっぽい。監督が日本の昭和〜平成のアニメを観て育ったのがよく伝わる。
アメリカで出会った中国系ベネズエラの友人がまさに主人公のようで、側から見ていると家族や親戚に抑圧されているようにみえた。確かに中国的文化価値観から抜け出して西洋社会で生きている人間にとってはそれは抑圧的だが、中国的文化価値観の世界ではそれはとても善である事も、また認める必要がある。
ラストの一連の台詞の中で、”Nothing stay the same forever” つまり「永遠に変わらないものはない」というフレーズがあって、クリシェではあるが、10代の成長過程の子供がそんな事を言うと、熱くなるものがあった。
