最強タッグ復活！
湯川&内海&草薙が新たな難事件に挑む！
[ストーリー]
三年前突如として行方不明となった商店街の人気店「なみきや」の娘である並木佐織が焼死体となって発見されます。
この事件の容疑者として浮上したのは蓮沼健一(村上淳)でした。
彼はかつて草薙(北村一輝)が担当した少女殺害事件で完全黙秘を貫き無罪となった、警察とは因縁深い人物だったのです。
しかし、そんな人物が殺された、、、。
殺したのは復讐を遂げる為に行った町の 人物なのか？
この事件の真相を探る為に、内海(柴咲コウ)
は天才物理学者の湯川(福山雅治)に捜査協力を依頼する。
そして、三人は捜査を開始するが、、、
[キャスト]
福山雅治
柴咲コウ 北村一輝
飯尾和樹 戸田菜穂 川床明日香 村上淳
出口夏季 田口浩正 岡山天音
酒向芳 吉田羊
椎名桔平 檀れい
[監督] 西谷弘
[感想]
・〈湯川&内海&草薙が復活！！✨〉
この三人が同じ画面写るのは、「容疑者Xの献身」以来です。
この三人の掛け合いや、今回に至っては 内海と草薙の警察官としての尊敬や、、
湯川と草薙の友情というように三人の関係性が更に強まる展開やシーンが多く、ガリレオファンには堪らない物ばかりでした。
正直、今回のメインはこの三人が復活することでしたので、それぞれのキャラや活躍する場面が多くあったので満足です！
そしてやっぱり福山雅治と柴咲コウのコンビが良いですね✨
湯川の全く変わらない性格と内海の正義感溢れる行動の合いまみえない感じが懐かしくもあり、少し成長した二人が見れて良かったです！
・〈濃厚な人間ドラマ〉
ガリレオの映画では、ドラマ版とは異なり殺害方法に焦点を当てる以外に、その事件に関わった人物の人間ドラマが濃厚であり、見応えがあります。
今回は映画版にしては、登場人物が多く出ておりガリレオ特有の犯人が最初から分かっている構造ではなく、人物が多い分犯人が誰なのか最後まで分からない良さがありました。
「オリエント急行殺人事件」をイメージしているらしく、列車内に乗客した人々と
街に居る人々が結託して殺害を起こす、
構造が似ています。
しかし、「オリエント急行殺人事件」程
それぞれの思想や計画はなかったですね。
沈黙が連鎖するような仕組みで、街の人々が沈黙を貫く事で結託するような物かと思いきや、あっさり自白してしまう展開が多く、そこら辺の計画犯罪性、街の人々の行動の綺麗さがオリエントよりは、薄かったですね💧
やはり、人間関係を強く描いた作品である
「容疑者Xの献身」と比較してしまうと少し見劣りしてしまいますね。
しかし、今作は献身での出来事を振り返るシーンがあり、湯川があの事件の事を彷彿させる台詞を言っていたり、見方を変えるべきだと湯川が内海に助言するのは、石神が関数の問題時に使っていたトリックですので、あの事件の出来事が上手く彷彿させている感じがエモくもあり、切なさもありました。
しかし、そういった事を彷彿させると、やはり比較してしまうのが残念です。
・〈見所〉
事件の真相、ミステリー、殺害方法に関しては、今までの中なら人間関係が複雑なのでミステリー感は結構強めですし見応えはしっかりとあります。
しかし、物理学者の強味を活かす展開が
殺害方法を一つ解き明かすだけなので若干ガリレオらしさは薄かったですかね、、。
草薙と湯川の友情。
今まで以上に互いを思っての行動が多かったですね。
事件に翻弄されて心身ズタボロになってしまう草薙を湯川の優しさで共に事件を解決しようとする姿が凄く良かったです。
特に、湯川が草薙に直接警察署に会いに来るシーンは湯川のさりげない優しさを表しつつ、二人の友情を描いた見事なシーンでした！
そして、草薙を演じた北村一輝。
今回は草薙の映画でもありました。
事件に関与する程心がやらていく姿、それでも警察官として事件を解決しようとする姿を名演技で魅せてくれました。
特にラストの真犯人と草薙の取調室のシーンは今回のタイトルの沈黙というのを上手く駆使しつつ、草薙の事件解決し安堵する思いと謝罪の念が上手く絡み合ったお見事な演技であり、シーンでした！
[最後に]
ガリレオは、やっぱり面白いです！
映画ならではの、重厚な人間ドラマ、湯川のキャラクター、そしてガリレオのテーマソング、全て好評です！
個人的には、過去の映画の中では一番ドラマに近い雰囲気を感じました。
ガリレオのテーマソングが作中流れたり、
ドラマでも使われていたBGMが使われていたりと、ガリレオらしさを感じられて凄くファンにとっては、最高だと思います！
そして主題歌「ヒトツボシ」が流れながらの容疑者Xの献身と真夏の方程式のシーンを流すという、エモさ！！
最後の最後まで最高でした！！✨
正直、まだまだガリレオが見たいと強く思ってしまう位の作品でした！
また待ってます！
