ガリレオ作品の大ファンで、去年の続編決定発表の日からすごく凄く楽しみにしてきました。
正直なところ、今までの湯川先生節やガリレオ感は薄めだったため若干の物足りなさを感じていました。ですが、それぞれが15年という歳月を積み重ねた結果がこの湯川先生であり、内海薫であり、草薙俊平であるのは自然なことなのかなとも思います。
湯川先生と薫も15年の付き合いで完全ではないにしろ互いを理解し合っている感じがすごくあって、それを考えると当時のバチバチ感がないのはあたりまえなこと。(薫が時々湯川先生にタメ口になっていたり、専門用語を並べ立てられたときのあしらい方に慣れを感じたり、笑)
湯川先生も教授になっていて事件への協力経験も増えてということを考えたら、場当たり的な行動が少なくなることは理解できました。
ただやっぱり「変人湯川」に振り回される「内海薫」このコンビが大好きだったので今でも少しの寂しさ?恋しさ?はあります。
だけど、作品の中の人も私たちと同じ様に年齢や経験を積み重ねて空白の期間もきちんとそれぞれのストーリーで生きてきたんだろうなということが感じられるのは作り込まれているからこそなのかも。これが本当の意味でのリアルな続編なのかもな〜なんて考えるようにもなりました。
今回の作品は草薙さん主役のストーリーだと思って楽しむととてもいいと思います。ガリレオ作品だけど、焦点が湯川先生ではない。そう思うだけでかなり感じ方が変わると思います。もっとこうだったらあぁだったら、、と好きすぎるが故に色々感じることがあっても、エンドロールの『ヒトツボシ』でその思いが消えると思います。スッと身体の中に入ってくるこの感覚、+さん最幸です🫶🏻