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ミルコのひかりのTagoMagoのレビュー・感想・評価

ミルコのひかり(2005年製作の映画)
4.7
感性が違う・個性が違う人と接することでその人のフィルターが新しい発見をもたらしてくれる。そんな当たり前だけどないがしろにしがちな素晴らしさをジワーっと体に浸透させる様に実感させてくれる。良すぎる。

「障害は個性」なんてよく言われるが結局は障害の程度によって個性なんてひとくくりには決して片付けられない。でも、ミルコの様に全く軽くない障害を持った人物も感じ方の違いから別の何かを発見することがある。
そしてやりたいことや感じたことを表現するのは結構難しいことだったりするけど、大事なことの多くはその中にあるよね、ってそんな物語。

ミルコが支援してもらって実現した学芸会も、今後は独り立ちして、さらには支援する方に回っていければ良い。こんなもん子供持った人が見たら号泣に継ぐ号泣でしょうよ。教育の姿勢の話としても良すぎた。日本の教育もゆっくりでも良いから変わろうよ。
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