ミルコのひかりの作品情報・感想・評価

「ミルコのひかり」に投稿された感想・評価

てと

てとの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

子供って残酷だけど、素直で正直なんだなあと普通のことを思い出しました。
音ってすごいな。

本当にただの悪者だった校長にびっくりしたけど。実は訳ありのいい人では?と思ってしまったあたりは平和ボケでフィクション映画の感動に慣れたからなのかもしれません。

視力を失うなんて普段想像もしないけど、突然やってくる悲劇なんだろうな。
その時私は自転車で坂道下って、映画なんて観に行く自信がありません。
事故で失明した少年が音の世界に関心をもつようになる。
イタリア映画界屈指のサウンドデザイナー ミルコ・メンカッチの実話が基になっている映画。

子供たちの演技がいいし、思ってたよりもしっかりとストーリーのある作品だった。
みんなでこっそり映画館に行って大笑いするところすごくよかった。

ミルコご本人が本作のサウンドデザインを手がけているそう。
ボビー

ボビーの感想・評価

3.9
規律と自由って難しいんだよなぁ

自由が良いのはもちろんそうだけど、実際に夜中子供たちだけで抜け出されたり学校のものを勝手に使われたりしたら先生としては戸惑うよな、、この学校みたいに規律を尊重しすぎて柔軟性がなさすぎるってのはどうかと思うけど、、

子供の創造性は最大限尊重してあげるべきで、その中でうまいこと社会性を育んでいかないといけないから教育ってほんと難しいけど、この子供時代ってかけがえのないほど大切よなあ
良い映画だ

個人的には最後の劇よりミルコが女の子に作った最初のレコードに感動した。
音だけであんなに季節とか風景とかを表現しようとする想像力にすごいなぁと思った。

途中、「ヒロシです」出てきて少し笑った
じゅんP

じゅんPの感想・評価

4.6
通り過ぎる音や匂い、手触りを何となく受け流してきた。

感覚が思考や感情を生み、想像や可能性を生み、行動を生むんだとしたら、こんなに鈍感でいいはずがないのに。

映画が、誰かのなにかを動かせるという誰もが信じたい可能性を、どこまでも強く信じてる映画。

ミルコが教えてくれるたくさんの大事なことを聴き逃したくなくて、いつもよりずっと深く、耳を澄ませた。

色の見せ方。伝え方。世界観の拡張が見れてよかった。
感覚は5つあるという感覚で
常に視覚がいかに独走的かがうかがえる。

彼らは生活の不自由さに制限されていない。
困ることはあるかど考え方次第
目が見える人たちでも気づかない視点。
我々が障害者に対して感じる感覚と障害者の壁=これは障害者にとって危ないからやめておこう、(自由の制限)というのがいかに一方的な捉え方かがわかる。



少年という子供の視点で見る事でわかりやすく伝えてる感覚も良い。
ragii

ragiiの感想・評価

4.0
イタリア映画屈指のサウンドデザイナー
ミルコ・メンカッチの少年時代を実話に基に描かれた作品。

光を失ってしまったミルコは
世界を見ることができなくなってしまったが誰に教えられるわけでもなく
「音」を通じて世界を観たり、表現したりしていく

それに気付いて伸ばそうとする神父
盲人には希望や選択肢は無いと他の生徒と違うミルコを拒絶する盲人の校長
ミルコに出会いミルコの「ひかり」に惹かれ協力する健常者の少女

その他様々な思惑、立場の登場人物によって当時の状況を克明に表現しています。

ハンデキャップがあっても自分で道を切り開いていく
実話ならではの説得力がこの映画にはあり

ゆっくりとした展開や美しい情景
号泣するような感動はありませんが
観終わった後に満足感が残る良い作品です。
凡々

凡々の感想・評価

4.2
最近自分が映画で泣いてない

という事で涙の出る映画のご紹介をして頂き観賞

全米が泣いた とかそういう前振りがあると否応無しに期待も高まるわけで、
捻くれてる私からすれば
泣くもんか と思ったり観ている最中に冷静になってしまったりしてね。


垂れ流しました。


かと言ってお涙頂戴!と言って人に薦めるのもちょっと違うような。




事故をきっかけにミルコは視力を失ってしまい盲学校へ。
そこでミルコは自分自身の「ひかり」をみつける。
実話を基にしたストーリー。

子供達の甘酸っぱさとか規律から抜け出す感じは小さな恋のメロディだったり、スタンドバイミーとかのワクワク感を思い出した。

うっすらニューシネマパラダイスを思い出した。
イタリアの情緒がありますなぁ。




色を伝える為に言葉で何を伝えればよいのか。

音から見える景色は一体何なのか。


どうして涙が出たのかよく分かりませんが、いまはとっても朗らかです。


日常に溢れる忘れていた音を思い出す素敵な映画でした。
Cさんありがとうございました。
chip

chipの感想・評価

4.0
銃を誤って撃ってしまい、視力をほとんど失ってしまったミルコ。
彼は、両親や毎日遊んでいた友人たちと別れて、全寮制の盲学校へ。

そこは、規則ずくめで退屈な授業ばかり。自らも盲人の校長は、盲人には可能性がない、と言い切る。
でも彼には、理解ある教師がいて、一緒に楽しむことができるクラスメイトがいた。そう、少年時代に親身になってくれる教師と出会えた彼は、幸せだと思う。
目が見えなくなったからこそ、自然の音に耳を傾けて、劇を作り上げた。それを発表するときの彼らのイキイキとした表情が素晴らしい。目隠ししていた観客も、楽しそうに笑顔でした。
彼らは、大きな可能性を見せてくれた!

ミルコは大人になって、有名な映画の音響技師になったんですね~
イタリア映画界のサウンド・デザイナーミルコ・メンカッチの実話を描いたミルコのひかり。のちレビュ溜めしていたものを消化していきます!

ミルコは銃の暴発により10歳の時に盲目になり、国の規定により盲目学校へ通います。(実際にはメンカッチは65年4歳の時からだそうです。)
「盲人に選択の余地はない」自身が盲目学校の校長と言う職だからこそ子供よりずっと狭く、大人のえげつない中を抜けて思想が固まって居たんでしょうがとにかくこの校長が規則規則と厳しい!しかし、ミルコのある行動が周りを変える。

75年、イタリア政府は盲学校を廃止し、盲目の子供も一般学校に通える改革を行いました。65年〜70年代に掛けて左翼の運動が盛んになったからこその改革であったのかもしれません。
先日ADSLの患者さんに東大生くんが生きると言うことについて問う番組があり「生きる目的は?」と言う質問に「その質問は障害者を不要と言ってるようなもんだ」と答えて居て。存在する。イコール生きてる。その事実の前でどう過ごすか。その可能性は無限大で大人が思うより子供はずっと自由でずっと可能性を持っている。それは誰に限らず全ての人が。
この映画のサウンドデザインを担当したのは当映画の主人公ミルコ・メンカッチ。
でもそれを知ったのは鑑賞後で、鑑賞中はただただラストシーンで泣いてしまった。
それは実話だとか、ミルコ自らがとかそんなものではなくて。
それは、ミルコが見せてくれたひかりでした。
sonozy

sonozyの感想・評価

5.0
実話をベースにした感動ストーリー。機会があれば是非見てみてください。自分の目でこうして映画が見れている幸せを改めて気付かされます。
家にあった銃を興味本位で触っている時に起きた暴発事故により、視力をほぼ失ってしまった10歳のミルコ君は、法律により教会が運営する全寮制の盲学校へ入ることになる。
学校の近くに住む管理人一家の娘でミルコ君の恋人となるフランチェスカの協力を得ながら、想像力/創造力豊かなミルコ君は、テープレコーダーを入手し、自然の音や声を録音・編集して仲間たちと物語を作り出したり、こっそり映画館で映画を楽しんだりするが・・・規律を重んじる校長から目を付けられたミルコ君は退学処分となってしまう。。
しかし、ミルコ君の豊かな才能を認めてくれているジュリオ先生(神父)と、盲学校の卒業生たちのデモにより、状況は好転。感動のラストへ。
1975年にイタリアは盲学校を閉鎖し、盲目の生徒たちも一般校で学べるようになり、ミルコ氏はその後イタリア映画界屈指のサウンド・デザイナー(音響技師)となったそうです。
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