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ジェーンとシャルロットのあかめのレビュー・感想・評価

ジェーンとシャルロット(2021年製作の映画)
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1995年にセルジュ・ゲンズブール監督の「ジュテーム・モア・ノン・プリュ」を観て衝撃を受けた自分は、シャルロットと同世代で青春時代に彼女の映画を観て育ち、その後の女優人生もリアルタイムで見続けてきました。そんなシャルロットの初監督作品は母ジェーンとの対話の口実だと映画で語られます。でもそれはやはり母との別れの日が近いことを彼女が感じとっていたからなのかも。
二人でセルジュ・ゲンズブールの家を訪れたりもしますが、ジェーンの口から一番語られるのがジョン・バリーとの娘であるケイトの話だったりするのは意外でした。ケイトの存在も彼女がすでに故人であることもこの作品で知りました。
ジェーンもシャルロットもよく知らない人には響かない作品かもしれませんが、え「ジュテーム…」の主題歌「ジョニー・ジェーンのバラード」を二人で歌う場面は泣かずにいられませんでした。
奇才セルジュ・ゲンズブールの娘シャルロットの初監督作品というよりはジェーンの娘が母との想い出作りのための作品という感じでした。
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