ジェーンとシャルロットのBCのネタバレレビュー・内容・結末

「それぞれの夫に子供一人って面白いなと思って」との旨ジェーンに客観的に言うシャルロット。
ジェーンは「（最初の夫との間に出来た長女）ケイトのことを考えた。
（二番目の夫セルジュと事実婚の時にシャルロットの他にも）子供作ると（子供の数の）バランスが悪くなると思ったから作らなかった。」との旨答えていて、
ジェーンは奔放な女性のイメージだったけど、男性との接し方が不器用なだけの繊細な女性。
そして、子供思いの優しい母親。
だからこそ、尚更突然ケイトを喪った悲しみと折り合いがつけられずに苦悩している姿が痛切だった。

シャルロットは映画ではメンヘラな役が多いけど、素は意外とサバサバしていてタフそう。
穏やかな口調を保ちつつも遠慮なくスパッとストレートに聞く姿は実に男前。^^
パートナーとも長続きしていて器用な女性な印象。

そして、シャルロットの娘であり、ジェーンの孫娘となるジョーは
二人のようなアンニュイ際立ったカリスマ性はなさそうだけど、まるで絵本に出てきそうな正統派の美少女な印象。

ジェーンとシャルロットそれぞれ時代を築いたスーパースターとしての側面ではなく、
母と娘の対話にスポットを当てていたので女性なら共感しやすい内容になっていた。
ジョーも加え、二番目（次女）である三人に絞ったのも深層心理を導き出す着眼点として優れていた。