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モンテ・クリスト伯: The Musical Liveのchaooonのレビュー・感想・評価

4.5
子供の夏休み+休校期間がやっと終わって、晴れて自由の身🙌🏻✨✨
54日ぶりの解放感だ😎✨✨
ということで、この晴れの日にやっぱりミュージカル🎶✨✨

『巌窟王』として有名なアレクサンドル・デュマの傑作復讐劇⚔
日本のミュージカルファンにもお馴染みのフランク・ワイルドホーン作曲によりミュージカル化された舞台映像をスクリーンで🎶
初演は2009年のスイス🇨🇭だけど、翌年に韓国でも上演されるや絶大な人気を博し、今や韓国を代表するミュージカルだとか🇰🇷♬
今回は韓国での開幕10周年記念公演を収めたもの✨
6月にはぴあで配信してたみたいだけど、全然知らなかった😂
お隣の韓国と言えど、なかなか生の舞台を観る機会もないので、今回の日本語字幕付き上映はありがたい〜🙌✨

韓国ミュージカルってこうして全編観るのは初めてだったので、言語の部分で観てて違和感あったりするのかな?と思ったけど(謎の心配🤣)、むしろ韓国語の言葉のリズムがミュージカルにマッチしている感じで、とても耳障り良かったです☺️
歌声に乗る「サランへ〜♪」とかめっちゃいいな❣️

そしてとにかく皆様レベルが高い🤩
主役の方のみならず、脇の方まで、歌唱力、演技力、皆様上手い✨✨
(日本との差を感じてしまいましたね。。。)

そしてそして、やはりワイルドホーンの音楽はいつもながらドラマティックで、胸の奥から湧き上がる想いが、果てしない広がりを持って突き抜けて行くような壮大さが今回も素晴らしい👏✨✨
デュエットやトリオの掛け合いも、巧みで美しいハーモニーでこれぞミュージカルという醍醐味を感じた🤤🎶
ワイルドホーンの音楽に間違いなし✨✨
歌い上げる系の曲も多くて、かつキャストの皆様の熱唱が凄いから、聞き応えたっぷりでございました✨✨

キャストの周りを360度回転してグルリと見せるカメラワークも、エモさを煽っていて画期的✨

なのだけど、メルセデスの見せ場のソロが多いけど、あんまりシーンを追っていっても、歌詞から出てくる心情の変化があんまりないように感じてしまって、それ故におんなじ曲に聴こえてしまって、なんか勿体ない感じがした🤔💦
メルセデス役のリナの歌自体はとっても素晴らしくて、ホント美しい歌声にうっとりでした🥰

逆に、エドモン役のKAIは最初は正直パッとしない感じと、失礼ながら思ってしまったのだけど、復讐の心が場面を追うごとに少しずつ加熱する感じが、歌としても熱がこもってきて、後半は凄くキラキラ(役的にはギラギラか)煌めきを放つようなオーラがお見事でした👏✨
心情の変化も繊細に出ていた✨✨

でも、裏切りの者の親友モンデゴ役のキム・ジュンヒョンの方が好みでした🤤
背が高くてスラッとしてるし、顔立ちもシュッとしてて、登場シーンのロングの赤いコートは特にカッコいい😍✨
その上歌にも情感がある✨
知らなかったけど、プロフィールを見ると劇団四季にも一時在団してたんですね✨
その頃、観てみたかった🥺

物語に関しては復讐劇ということは有名だから知ってはいたけど、原作も内容も何も全く知らず、『モンテ・クリスト伯』自体が初だったので、結末が意外でびっくり😳
先日『モンテ・クリスト伯』の要素を取り入れたという『スウィーニー・トッド』を観たせいもあるけど、復讐劇は結局のところ復讐を遂げても報われなかったり、悲劇に終わるのが定番だと思っていたので、感動ラスト展開にちょっと違和感。。。
アルベールの心境を思うとなんか複雑な気がするのだが…🙄
まぁ勧善懲悪のストーリーとしては、爽快なのかな。

エドモンとメルセデスが再会を果たす、鮮烈のシーンを真っ赤な衣装で彩っていたあのシーンは、目にも眩しく艶やかで素敵でした❤️
韓国カラーが出ている感じがしたなぁ✨

照明もかなり赤や緑と言った鮮やかな色合いで毒々しさがあったし、セットも衣装も豪華でこちらも見応えたっぷり✨
セットなんて、場面ごとに全部違うのでは?っていうほど、牢獄やお屋敷等々、細部まで作り込まれたものを場面毎にあてがって使っていた印象✨✨

復讐劇だけど、ずっと陰鬱なわけでもなく、ファンキーでド派手な海賊が出て来たり、クスッと笑えるコミカル要素もあって、エンタメとしても楽しめるミュージカルでした🎶✨




それにしても公開劇場が偏り過ぎてる😂
都内はお台場やらのユナイテッドシネマ系だけで、不便だから県超えて観に行ったわ!
平日昼間だからしょうがないのもあるけど、鑑賞人数は私も含めて3人😂
こういう企画どんどんやって欲しいのに、集客が悪過ぎて、次が続かないのでは…😢
上映館少なかったとしても、そこはミュージカル好きが集う日比谷とかでやってくれないと〜🤣
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