ヒカル

最後の決闘裁判のヒカルのレビュー・感想・評価

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)
4.5
シネマイレージデイで1200円でしたので、貧乏性で何か見ることに。DUNEの2回目と迷いましたが、ノーランとドゥニ・ヴィルヌーヴがお互いにDUNEとTENETを絶賛している気持ち悪い記事を読んで気分が悪くなったので、元SF映画の巨匠であるリドリー・スコット監督作に決めました。

本作は予告でジョディ・カマーさんのお顔が美しく気になってはいたのですが、ベン・アフレックが男性陣みんな大好きアナ・デ・アルマスさんと付き合っていたという記事を読み気分が悪くなったので、絶対見ないと心に一度誓ったのですが、興行成績が非常に悪いとの事ですぐに誓いを破りリドリー・スコット先生を応援する為に視聴する事といたしました

前置き長すぎですが、本作についての感想は視て良かったです。オススメします。

以下は少しネタバレ




お話は決闘裁判に至るまでをマット・デイモン、アダム・ドライバー、ジョディ・カマーの3人の視点で順に進めるという、全然面白く無さそうに聞こえるストーリーなのですが、毎度各キャラに感情移入してしまい、長尺ながら退屈する瞬間は一瞬も無かったです。3人だけでなくベン・アフレック演じるバカ殿みたいなキャラも魅力的でアナ・デ・アルマスが惚れるのも仕方ないなと納得して、ベン・アフレックを許す事としました。

とにかく4人共に◎でしたが、マット・デイモンの空気読めないキャラ(600年前も空気を読む必要があった様です)、アダム・ドライバーの法廷での無駄にかっこいいマントさばき、城内のロウソクに照らされるジョディ・カマーの完璧な美しさ、常に目を惹くベン・アフレックと見どころ満載でした。

ドゥニ・ヴィルヌーブにはSF映画監督としての地位はかなり奪われてしまいましたが、本作の主演陣とDUNEでのティモシー・シャラメ、ゼンデイヤ、ジェイソン・モモア、レベッカ・ファーガソンを比較して見れば、人間やアクションシーンを撮るのはリドリー・スコット監督の圧勝では無いでしょうか。興行的には完敗ですが、次作の見たくもないレディ・ガガさんの映画も観に行ってリドリー・スコット監督のSF監督作を待ちたいです。(ヴィルヌーブさんは重厚でスローモーで意味深で退屈で私には合いません)
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