くぅー

リベンジコード 盗まれた正義のくぅーのレビュー・感想・評価

3.7
“最初から失敗すると諦め、行動をやめたら、意味がないでしょ?”

暗号資産(仮想通貨)のブロックチェーンを活用したスタートアップを目指す若者グループに、台湾の金融界を牛耳る冷酷な社長率いるファンド軍団が目を付けて、彼らを利用する顛末を描く金融サスペンス。

で、やや難しめの金融用語は出て来るものの、サクサクと展開されるので、サスペンス重視で楽しむがよろしいかと。

ただし、この邦題にやや問題ありで…ある程度予想しながら見てしまって、かろうじて一捻りに救われたかなと。

にしても、既視感はあれど、台湾のアカデミー賞のノミネート作品だけあって、巧みにアップデートされてる感じで…日本版リメイクなんかを見たくなる余韻でしたね。

なお、キャストでは、ツァオ・イェンハオが作品を引っ張る熱演を披露。
そして、メーガン・ライがまた別の顔を魅せる好演ぶり。
さらには、ジョアンヌ・ツァンにホウ・ヤン・シーらがナイスなサポートぶりで…大御所エリック・ツァンの貫禄の悪役ぶりがいい。
くぅー

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