KIMプラモスキー

LAMB/ラムのKIMプラモスキーのネタバレレビュー・内容・結末

LAMB/ラム(2021年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

まず最初に、猫は大丈夫です。

人の幸せを横取りしてはいけません。
という寓話とみました。

実に不穏な空気で描かれる中、どんどんとアダが可愛くなってきます。
不安の種のひとつであった弟も、人の幸せに邪な欲望を抱いてしまい、退場となります。

このまま3人は幸せに暮しましたエンドでも良かったのに、突然のデウス・エクスマキナで羊マンが出てくるのは驚きでした。

おそらく、冒頭の視点は羊マンで、彼の家族を奪ったのは件の夫婦なのですから、やはり横取りいけないよ。そしてその罪を噛み締めて孤独の中を生き続ける事が、贖罪になるのだという事ではないかと。

妻を殺され、娘を奪われた!復讐が今始まる!羊マン!
視点を変えるとこんな話になるなぁと。

もちろん、奥さんが撃鉄を起こすエンドでもよかった気もしますが。
(これは別の方の妄想エンドです。)

はっきり見せないところから、服着てからの、とてもキュートに描かれたアダのクォリティがこの映画のレベル上げていました。

ぬいぐるみが欲しい…







晩ごはんはジンギスカンにしました。

2022年劇場鑑賞100本目