冒頭からしばらくの間、台詞、少なっ！
映像と話の展開から読み取るの、得意じゃない人は見れないかもねっ。
それくらい静かに淡々と進んで行きました。
肝心のシーンでも心理的描写にあまり動きがなくその後の夫婦それぞれのシーンで感じさせようという展開。
アダちゃんの存在が軽々と映し出され始める様は、そこに悪意は感じられずあまりに無邪気なので逆に怖い。
全体的に見れば見るほどホラーさは薄まっていくものの、描きたかったテーマがそこにあるかと思いを馳せずにはいられないラストシーンに驚嘆です。
人はみな罪人、どんなに善人に見えても、どんなに悪人に見えても、完全にそのどちらかである人なんてのは、初めからはいなかったのかもしれません。
