ケインコスゲ

LAMB/ラムのケインコスゲのネタバレレビュー・内容・結末

LAMB/ラム(2021年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

奇天烈でやんすね〜
羊から羊ではない何かが生まれるということでね、お顔が羊で体が隠されていた時点でね、もう首から下は人間のハーフということはね十中八九わかっていたんですけどね、改めて映像でしっかり描写されるとドキッとしますね。でも不思議なことに見慣れてくるんですよね。後半はもうキャワいいねって普通の人間の子供と変わらない反応で見ちゃってるんですよね。とにかく配給がなにかと話題のA24ということで、話題にもなってたんでね、身構えてはいたんですが、奇天烈でやんしたね〜。

問題はラストでさぁーねー。監督のインタビューを見ると

情報過多な映画がすごく増えていて、残念に思います。セリフもそうですし、見せすぎ・説明しすぎの作品が多いですよね。そうなると観客が想像する余地が生まれませんし、非常にもったいない。『LAMB/ラム』は、そうではない「観客が想像する」映画を目指しました。

とあったので、納得ですね。ほんとに直接的な説明はおろかセリフがすけねぇすけねぇ。あんなに衝撃的なビジュアルに対しての言及もほぼなく、唯一視聴者にとっての頼みの綱であった弟も、深く追求してくれず、後半には慣れちゃってる始末。

初めの自分の考察としては、不妊症の夫婦が様々な経緯があって、羊に自分達の子供を作らせた。その実験の過程で失敗に終わって生まれることができなかったのがお墓のアダー。夫婦も弟もある程度その試みについて以前から知っていたので反応が薄かった。

という話かと思ったけど、ラストの彼の登場で全然違うやんとなった。もうあんぐりですわ。
結局どういうことなのか、それは受け取りてに委ねられてしまったわけだけど、わからんなぁ。まぁそういう羊人間がもともといたってだけなんだけど。んで、だいたいこういうよくわからんのは聖書をもとにした話って決まってるんでさぁーねー。
正直、自分の中では色物の域を出なかったでやんすね〜。話のネタになるくらいでさぁね〜。あざした〜。
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