テーマこそ現代的なものの、映画のつくりや演出は、ちょっと2020年代の劇場公開作品とは信じ難い。今どき橋の上を自転車で全力失踪しながら空に叫ぶって…。(今年は『裏アカ』でも似たようなものを見せられてウンザリ)
『ワタシが私を見つけるまで』のダコタ・ジョンソンを見倣って偶には山に行け!山に!
僅かな例外を除くと、一様に古い価値観に囚われた男達のオンパレードは男から見ても流石に「ねーよww」と突っ込みたくなる。なんでどいつもこいつも根っ子がモラハラ気質で男性像にはバリエーションが無いんだよ。
正直「アマプラかHuluでやっとけ!」レベルの作品だと思うので、これを観るくらいなら『tokyo.sora』『82年生まれ、キム・ジヨン』『最後の決闘裁判』および先述の『ワタシが私を見つけるまで』辺りを網羅した方が遥かに有意義な時間を過ごせる筈。
本編終了後に流れる特別座談会での松村沙友理の奇行が最大の見所。かも?