ドイツ映画だと思いきやチェコ映画だった。

これ舞台にもなってるらしい。1930年前後に実在したドイツの連続殺人犯ペーター・キュルテン冷酷さと裁判で彼を弁護しなければならない弁護人の姿を描く。
どうしてもハンニバルが脳裏に浮かんじゃう。

全体的に映像がブルーがかっていて冷たい印象を受ける。キュルテンの異常で残忍な殺人を描くからなおさら。
キュルテンの語りとともに殺人シーンがいくつか振り返られ、青基調の映像の中、血だけが際立つ、惨殺シーンをまともに映す、傷口のアップなど少々キツかった。

父と母に見捨てられるも弁護士として自立しているウェナー、わかりにくかったが彼にも過去に何かあったようで？
裁判で被告人であるキュルテンは正気ではなかったと証明しなければならない苦悩、病んでいく精神、一難去ったと思ったら…

凶悪殺人犯がこの世から消えてもまた出てくるって確かにね…(舞台はドイツ、ナチズム台頭、第二次大戦…😱)

邦題いまいちピンとこなかった。何か見落としたかね？
｢内なる殺人者(キラー・インサイド・ミー)｣とは無関係。