このレビューはネタバレを含みます
やっぱりめちゃくちゃ良かった。
私は20世紀を懐かしめる世代ではないので刺さりきらないところはありましたが、しんちゃんが最後にタワーを走っている間、ずっと正面から描かれているシーンや、ボロボロになりながら足を掴むシーン、「未来を生きたい」と話すシーンが心に来ました。家族の前でなければ号泣していたと思います。
結果的にしんちゃんにそのつもりはなかったとしても、飛び降りようとする2人に「ずるい」と言ったシーンには思わず息を飲みました。大人が目を背ける中、子どものしんちゃんはまっすぐ彼らを見据えて声を張り上げたという事実。
序盤のなんとも言えない気味の悪さを含めて素晴らしい映画でした。