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The Moon Is Down(原題)
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『The Moon Is Down(原題)』に投稿された感想・評価

michi
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以前からノルウェーのレジスタンス運動に興味があって、しかもスタインベックがそれをモチーフにした小説を書いていたと知ってからずっと気になっていたものの映画化作品。原作の日本語版『月は沈みぬ』はなぜかずっと昔に絶版になっているので、原書を取り寄せて読んだところ、深く心に残った作品でした。市長をはじめとする占領された市民の気高さ、占領する側にも見られる血が通った一面、戦争で狂わされる双方の人生など、重い衝撃が何度も襲います。

ところどころカットされながら、概ね原作に忠実な映画でした。ただ、原作では「ドイツっぽい国に占領されたノルウェーの町っぽいところ」が舞台だったのに、本作ははっきりとナチスに占領されたノルウェーを舞台としていました。
陽気で柔らかいイメージのヘンリー・トラヴァースですが、終始固い表情の市長を演じています。最後近く、市長が46年前の卒業式の出来事を思い出して旧友と語らうシーンは温かさの中に悲しみがあり、辛いシーンです。

何が何だかよく分からないまま占領軍に従事しているような若者のトンダー中尉がどんどん精神がやられていくような様子が印象的だった。個人的には、彼はもう疲れ切って死にたかったんじゃないかとすら思う。

激しい戦闘場面はありませんが、たくさんの人が殺されます。多くは理不尽な処刑で、戦争の惨さが訴えられています。国の一員として占領されてもなお国を取り戻そうとする心持ちも学ぶべきところがあると思います。小説も映画もたくさんの人が観られるようになってほしい。
『月は沈みぬ』をみてスタインベックの哲学を完全に理解した。というと映画で、と思うかもしれないが、私は小説もかなり読んでいる。特に怒りの葡萄は中学ぐらいから、高校、大学、大人になって読んでいるし、演劇でも観ている。二十日鼠と人間も同様だ。他にも、キャナリーローやエデンの東なども読んでいるが、’今一つ気づかなかった事があった。それは、スタインベックは救助艇の脚本をアルフレッドヒッチコックのために書いているが、映画が出来終わって自分の名前を取り除いてほしいと言っていたと読んだ。それも、スタンリーという黒人の役柄がスタインベックの書いた人と違ったから気に入らなかったらしい。1944年、ジムクロー法中で第2次大戦中だ。スタインベックはスタンリーに尊厳が入っていないと。このスタンリーという黒人の存在をクラウンの様に扱っていると。

救助艇を読まなければ、この意味を理解できないなら、後で、じっくり読もうと思ったが、月は沈みぬ(The Moon is Down)の映画を見て答えがでた。ドイツに占領されてもノルウェー国民の誇りと尊厳が明らかに表されている映画だから。占領されている人々にも人間としての誇り、気高さをスタインベックは語っているのだ。スタンリーも同様、ジムクロー法下、にあっても、人間として、描いたが、ヒッチコックはそう扱わなかったということだ。ひとりひとりを大切にする思想は当時理解されていなかったと思う。
「月は沈みぬ」はドイツの抑圧に直面したときの人々のの精神力の強さ誇りがよく出ていて、日本で好まれそうな映画だと思った