LaserCats

ノー・オーディナリー・マンのLaserCatsのレビュー・感想・評価

3.8
トランスジェンダー映画祭2024秋の配信にて鑑賞。
男性ジャズミュージシャンのビリー・ティプトンは死後、実は女性の体であったことが世間に知れ渡り、嘘つきの人生だったとか、なぜ妻子は気づかなかったのかなどと騒がれたという。
この映画は、ビリー役のオーディションにやってきたトランス男性の俳優たちを含む、様々なトランスジェンダーの方々、そしてビリー・ティプトンの息子さんのインタビューを撮ったもので、とても興味深い内容だった。
トランス男性という定義や認識がなかった昔は、世間は自分たちに理解できるように、ビリーは音楽のために男装していたと推測したんだろうというお話もあったが、トランスジェンダーの存在自体を否定されるというのはどういう気持ちなのかなと考えさせられた。
観てよかったと思う。

P.S.投稿時点でマーク9人目。
もっと多くの人に観られるといいな。
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