これが、ドキュメンタリーとして映像に残せて、本当によかったと思います。
構えて観たのですが、長く一緒にいると優しくできない母娘関係とか、娘の夫になる人へ料理を振る舞うとか、自分の経験に共通することが多く、ホッとするような気持ちでした。
「済州島4.3事件」とか「帰国事業」とか知識皆無で、それだけだったら辛過ぎだけど、絶対日本人ダメって言われてた夫がお母さんに挨拶に行くとことか、一緒にスープ作るところとか、混じっていたので、救われました。事件のことが明らかになり、お母さんのことが理解できるようになるのに、お母さんは自分の世界に入ってしまうところは胸に迫りました。
終映後、監督の舞台挨拶がありました。「かぞくのくに」の映画上映もあるとのこと！行きたいと思います。
東京で空襲にあった母親が、生前、焼夷弾って綺麗なのよ、ヒラヒラ落ちてきてね、あれに当たったら死んじゃうのに、逃げながら、そんなこと思ったのよね、と語ったことを思い出しまし、もっとちゃんと戦争の話しを聞いておくのだったと思いました。
