題が秀逸!
ドキュメントとして、見応えありました。
「かぞくのくに」の監督ヤン・ヨンヒが済州島での4.3事件の事を話出した母に密着しカメラを回す。
この事件の事は何も知らなくて、「かぞくのくに」をずいぶん前に観たときに、モヤモヤしてたこと思い出しました。で、今回は全てわかりました。
「人間プレゼント」??とか親族への膨大な仕送りとか、驚くことばかりでした。
認知の進む中、亡き家族と暮らしていると思い込んでいる母。
酷い過去を背負った母に寄り添うヤン・ヨンヒの哀しみを思うと辛い。でも日本人で15歳年下の旦那さんカオルさんの存在がなんともよかったです。
ヨンヒの母伝授のカオルさんが作る料理特にスープは本当に美味しそうでした。
ラスト間近、「悲しいことは忘れるのもいいことやね。悪いことした人は忘れたらあかんけど」と、
済州島の海を見ながらヨンヒが母に語る。
その横にはカオルさんがいる。
穏やかな幸せな家族を感じられるシーンでした。