ヤン・ヨンヒ『スープとイデオロギー』を見た。
昔一度済州に行ったことがあるけど、正直歴史的なことは何も考えていなかった。これを見た今、改めて済州を訪れたいと思った。
4.3事件を生き延びた母の生き様と、母を近くで見てきた娘、ヤン・ヨンヒさんのやり切れない思いが克明に描かれている。
『別れを告げない』を貸した職場の先輩もこれを見たらしいんだけど、「仮に日本に来たアメリカ人に『原爆のこと何にも知りません』って言われたらやっぱ『えっ?』って思うもんな。知らなければならないことってまだまだたくさんあるんだな。」と言っていたのが印象的だった。かつての僕のように、済州を観光地としか思っていない方にこそ見てほしい。